「前にも思ったけど君の所には凄い後輩がいたものだな」

「俺もあそこまで黒い性格な奴だとは思わなかったよ」

「そうか……まあ同室になった以上仕方ない。
佐和ちゃんを困らせたくもないしな。
柚太、何かバカな事をしてみろ。君に野宿生活をさせてやる」

「それはこっちの台詞だ、郁人」


ようやく腹をくくった2人は不機嫌そうな表情のまま、

荷物を置く為に施設へと入って行った。