弱弱しく笑みを浮かべその笑みもすぐに消える。
「先輩達……ちょっと、手を貸して下さい。立つのも今はちょっときついので……」
旭と奏で蛍人を支えながら、立ち上がった。蛍人が里緒にどうしても言いたい事があるからだそうだ。
その前に柚太が里緒を含めた普通科生徒会メンバーに堂々と宣言した。
「俺達の最後の願いを言おう。今後一切とは言わない。
だけど……笹原だっけ? もう湯浅蛍人には構わないでやって欲しい」
「な……!」
「ほら、湯浅も何か言え。その為に立ち上がったんだろう?」
柚太が蛍人にバトンタッチする。その願いの理由をきっと彼は話すと思ったのだろう。
「先輩達……ちょっと、手を貸して下さい。立つのも今はちょっときついので……」
旭と奏で蛍人を支えながら、立ち上がった。蛍人が里緒にどうしても言いたい事があるからだそうだ。
その前に柚太が里緒を含めた普通科生徒会メンバーに堂々と宣言した。
「俺達の最後の願いを言おう。今後一切とは言わない。
だけど……笹原だっけ? もう湯浅蛍人には構わないでやって欲しい」
「な……!」
「ほら、湯浅も何か言え。その為に立ち上がったんだろう?」
柚太が蛍人にバトンタッチする。その願いの理由をきっと彼は話すと思ったのだろう。