「今週の水やりって確か2年A組だったよな? 普通科の生徒会かその顧問の先生に言っておかないと、だな」

「咲ちゃん、手伝うよ! 他のじょうろ持ってくるね! ていうか、力に地味も派手もないんだからねー?」

「ホースなかったっけ? その方が早いような」

「持ってくるよ。旭、手伝って」

「あ、それだったら僕が……」


柚太は普通科の生徒会に行くと言っていなくなり、残った面々は咲の水やりを手伝い始めた。

その様子に咲は嬉しそうに笑い、目には涙のような物も見えた。