この様子を特別科生徒会は全員見ていた。
ああ、やっぱり気付いていなかったのかと何人かは思う中で。
「ったく、もうすぐ二人三脚に出なきゃいけないって時に……」
「わ、私行ってきます! まだ次に出る競技まで少し時間ありますし」
「頼んだぞ」
咲は柚太と別れ蛍人の走り去った方へ向って走り出した。柚太と共に走る佐和。
そして旭も二人三脚へと出る為、途中で咲は奏とのみ合流し、蛍人の行方を追う。
「榊先輩、この先の事見えたりなんてしないですよね……?」
「残念ながら。突発的だからね。ボクが故意に見ようとしても見られるような物じゃない」
苦笑を浮かべながら奏は咲に申し訳なさそうに言った。
ああ、やっぱり気付いていなかったのかと何人かは思う中で。
「ったく、もうすぐ二人三脚に出なきゃいけないって時に……」
「わ、私行ってきます! まだ次に出る競技まで少し時間ありますし」
「頼んだぞ」
咲は柚太と別れ蛍人の走り去った方へ向って走り出した。柚太と共に走る佐和。
そして旭も二人三脚へと出る為、途中で咲は奏とのみ合流し、蛍人の行方を追う。
「榊先輩、この先の事見えたりなんてしないですよね……?」
「残念ながら。突発的だからね。ボクが故意に見ようとしても見られるような物じゃない」
苦笑を浮かべながら奏は咲に申し訳なさそうに言った。