「問い合わせしてみたらね、変わった力を持っていれば良いんだって。
成績も学校への出席日数も関係なく、
法律からずれた事をしていなければ、受験すれば100%合格は保障される」
そう、とただ一言しか言わない蛍人に保健医はさらに言葉を続ける。
「蛍人君なら確実に入れる。それに特別科は変わった力を持った子の集まり。
そんな子達が蛍人君を化け物扱いしていじめるような事もないと思う。どうかな?」
「確かに良いかもしれない……でも、僕はまた人を傷付けるかもしれないから」
蛍人の中には自分とまともに接してくれた千智を傷付けた事に対する罪悪感があった。
それを保健医は知っていた。だから彼女はそれを忘れろとか、気にするなとは言わずにただ。
成績も学校への出席日数も関係なく、
法律からずれた事をしていなければ、受験すれば100%合格は保障される」
そう、とただ一言しか言わない蛍人に保健医はさらに言葉を続ける。
「蛍人君なら確実に入れる。それに特別科は変わった力を持った子の集まり。
そんな子達が蛍人君を化け物扱いしていじめるような事もないと思う。どうかな?」
「確かに良いかもしれない……でも、僕はまた人を傷付けるかもしれないから」
蛍人の中には自分とまともに接してくれた千智を傷付けた事に対する罪悪感があった。
それを保健医は知っていた。だから彼女はそれを忘れろとか、気にするなとは言わずにただ。