中間テストが終わった後、真っ先に帰ろうとした蛍人を保健医が引き止めた。
話はもちろん進路の話である。蛍人は何処に行っても同じだから、と高校へ進学する気はなかった。
それに不登校期間が長い自分が通わせてくれる高校だってないに等しいとも感じていた。
「君に合った学校が1つあったの。エスエヌディー学院って知ってる? ここからちょっと遠いんだけど」
パンフレットを見せながら保健医は蛍人に説明する。
蛍人は聞く気はなかったが折角説明をしてくれるなら、とそれに耳を傾けた。
保健医が言うにはそこは全寮制。
普通科と特別科と言う科があり、特別科にはとある条件を満たしていれば大抵合格出来るそうだ。
話はもちろん進路の話である。蛍人は何処に行っても同じだから、と高校へ進学する気はなかった。
それに不登校期間が長い自分が通わせてくれる高校だってないに等しいとも感じていた。
「君に合った学校が1つあったの。エスエヌディー学院って知ってる? ここからちょっと遠いんだけど」
パンフレットを見せながら保健医は蛍人に説明する。
蛍人は聞く気はなかったが折角説明をしてくれるなら、とそれに耳を傾けた。
保健医が言うにはそこは全寮制。
普通科と特別科と言う科があり、特別科にはとある条件を満たしていれば大抵合格出来るそうだ。