生徒会室で配役が決められた時とほぼ同じ頃、立ち入り禁止のはずの屋上の扉が半分だけ開いていた。
そこには通学カバンを枕代わりに寝そべっている蛍人の姿が。
コンクリートの地面が熱を帯びて熱いだろうに、蛍人はそれを徳に気にはしなかった。
ぼんやりと空を眺めてただ時間が経つのだけを待つ。
理由は簡単である。生徒会室へ行きたくないからだ。
真っ先に寮の自室に戻ったとしても、ルームメイトである信に怪しまれる。
その為生徒会でのミーティングが終わるのを見計らってから、帰ろうとしていた。
(体育大会に参加したくないからサボります……なんて言えない)
里緒からのメールがあった昨日から、蛍人は体育大会への参加に対して意欲的ではなくなった。
そこには通学カバンを枕代わりに寝そべっている蛍人の姿が。
コンクリートの地面が熱を帯びて熱いだろうに、蛍人はそれを徳に気にはしなかった。
ぼんやりと空を眺めてただ時間が経つのだけを待つ。
理由は簡単である。生徒会室へ行きたくないからだ。
真っ先に寮の自室に戻ったとしても、ルームメイトである信に怪しまれる。
その為生徒会でのミーティングが終わるのを見計らってから、帰ろうとしていた。
(体育大会に参加したくないからサボります……なんて言えない)
里緒からのメールがあった昨日から、蛍人は体育大会への参加に対して意欲的ではなくなった。