先程の2人が浮かべていたような黒い笑みとは全く違う、爽やかな笑みを浮かべながら喋る里緒。
任命式はただステージに立って何かを喋るだけだったせいか、
普通科の生徒会役員が誰なのかと言うのが殆ど柚太の記憶の中には無かった。
恐らく特別科の生徒会の面々の記憶にもほぼないのかもしれない。
里緒が普通科の生徒会役員と知ったと同時に、何故争いの事を知っていたのかが納得が付いた。
「ごめん。スピーチを成功させようと必死でさ……」
「いえ、気にしません。私も会長さんと……何人かの方以外、どんな役員の方かうろ覚えですので」
「ただボーっとしているようにしか見えなかったけどな」
柚太は里緒が本当に魔性の女なのかと疑う半面で、突然の郁人の一言にイラッとする。
しかし何かを言おうとした瞬間に続々と部活の部長達がやってきて、そのチャンスを逃してしまう。
任命式はただステージに立って何かを喋るだけだったせいか、
普通科の生徒会役員が誰なのかと言うのが殆ど柚太の記憶の中には無かった。
恐らく特別科の生徒会の面々の記憶にもほぼないのかもしれない。
里緒が普通科の生徒会役員と知ったと同時に、何故争いの事を知っていたのかが納得が付いた。
「ごめん。スピーチを成功させようと必死でさ……」
「いえ、気にしません。私も会長さんと……何人かの方以外、どんな役員の方かうろ覚えですので」
「ただボーっとしているようにしか見えなかったけどな」
柚太は里緒が本当に魔性の女なのかと疑う半面で、突然の郁人の一言にイラッとする。
しかし何かを言おうとした瞬間に続々と部活の部長達がやってきて、そのチャンスを逃してしまう。