「えーっと、特別科の会長さんでしたっけ? 変な争いに巻き込んでしまってごめんなさいね」
「…………え!? あ、いやいや。会長さんがどうしても、っていうからねえ?」
里緒に話しかけられ我に返った柚太は、
何故里緒が争いの事を知っているのか疑問に思いながらも郁人に対して嫌みを放つ。
その目は正に悪だくみをしました、と言わんばかりの目つきである。
郁人がその言葉に不満を持ち、柚太に反論をしようとした瞬間に、
相変わらず見つめられたままだった里緒が柚太に不思議そうに問いかけた。
「あの、何か?」
「いや……前にこっちに来た時にいたかなー? って思って。部活の部長さんか何かで?」
「壁を壊した時ですか? その時は用があっていなかっただけです。
それに私、合同の任命式の時に役員として一緒のステージに立っていましたけど?」
「…………え!? あ、いやいや。会長さんがどうしても、っていうからねえ?」
里緒に話しかけられ我に返った柚太は、
何故里緒が争いの事を知っているのか疑問に思いながらも郁人に対して嫌みを放つ。
その目は正に悪だくみをしました、と言わんばかりの目つきである。
郁人がその言葉に不満を持ち、柚太に反論をしようとした瞬間に、
相変わらず見つめられたままだった里緒が柚太に不思議そうに問いかけた。
「あの、何か?」
「いや……前にこっちに来た時にいたかなー? って思って。部活の部長さんか何かで?」
「壁を壊した時ですか? その時は用があっていなかっただけです。
それに私、合同の任命式の時に役員として一緒のステージに立っていましたけど?」