「で、やってくれるのか? 普通科生徒会との対決」

「……どうせ嫌でも巻き込むくせに。それに……願いを叶えるのは魅力的だし、ね」

「今度はオレ達にキチンと相談してからにして下さいね? 勝手に会長達だけで決めない事」

「決まった事なら仕方ないですから」


やや嫌がっている様子ではあった物の何とか了承は得られた。

柚太はそれに対して喜びのガッツポーズをし、そして……。


「今日の放課後のミーティング終わったら、特訓な」


早速やる気を見せていたという。きっと既に蛍人の事は半分忘れているだろう。

他の事にももう少し力を入れたら良いのに、奏は分からないが旭と佐和はその姿にそう思わざるを得なかったと言う。