かわいすぎか… 「…しー?」 俺がそう顔をのぞき込んで呼ぶと 「………っあ、わ、あの、ごめん。」 しーが顔を真っ赤にして慌ててシャツの裾から手を離した。 ごめんとか、言うなよ… 俺は、嬉しかったのに。 「大丈夫だよ、しー。ちょっと駄菓子屋さんに用があるだけだから…さ。」 俺がしーの頭をぽんぽんとなでてそう言うと しーはこくり、と小さく頷いた。 * 駄菓子屋に入るとふぅ、と俺はため息をついた。