しー、かわいすぎる………。






はぁ、と顔を抑えた指の間から、
キラキラと光る水色の瓶が見えた。






ラムネ………。


しー、好きだったよな。





そんなことを考えていると気づけば俺はそのラムネをレジに持っていっていた。





しー…喜ぶかな……。

そう思って駄菓子屋をでると




「ハル、早く帰ってこないかなぁ…」



そんな小さなつぶやきが聞こえて俺は目を見開いた。








そんなの、
しーが俺のこと………















―好き、見たいじゃあないか。