裏庭まで来るとそこに純の姿があった





「純!」





叫ぶとこちらを向きながら





「晴ー」





と、情けない声を出しながら走りよってきた





「だから言っただろ?
やめておけって、」





そう言うと困った顔をしながら





「だってよー
大丈夫だと思ったんだもーん」





と、言う





俺は頭を抱えてしまった
本日2度目だ





「で?
なんてフられたの?」





と、聞くと





「あぁ、それがな!
婚約者がいるから誰とも付き合えないの
ごめんなさい
って、言われたんだよ!
誰だよ!婚約者ってさー」





と、襲いかかってくる純を落ち着かせて頭で婚約者について考えていた





「…………そんな相手は………
いなかったと思ったけど…………?」





そう言うと二人で沈黙して考えていた