あれから、また無視の日々が続いていた





家を出る時間は相変わらず、挨拶をしてみても相変わらず……





でも、少しだけ明るくなったような気がするのは気のせいなのかな?





そんなことを考えながら歩いていると





「…………っ!」





目の前に誰かいるのに気づかずぶつかりそうになって咄嗟に止まった





後ろにいた純が俺の背中に顔をぶつけていた





「ちょっ、お前止まんなよ!」





なんて少し怒っている





「悪い」





と、思ってはないけど言っておいた





目の前にそいつはたったままだった





恐る恐る声をかけてみることにした





「あっのー…」





と、
すると睨まれた………





ちょっと後悔…





「えっとねー、そこ……
どいてくんない??」





勇気を出して言うと





「なんで?」





と、意味わからない答えが帰ってきた