いつも一緒にいるグールプのなかの1人の亜美が言った。


亜美は身長が高く顔も小さくモデルみたいな子で常に男がいた。


『う~ん…いいひんかな。だっていい人おらんもん!笑』

(うそだけど。たった今失恋したよ。でも私は周りに弱い自分を見せるのがどうも苦手だった。)


「ま~…うちの彼氏も他校やけどな♪」
得意気に亜美は言い、周りの3人は私の言葉にあいづちをうった。


その時、担任が神妙な顔つきで教室へはいってきた。

その瞬間さっきまで騒がしかった教室は一気に静けさを呼んだ。

少しの間、沈黙が続いた。