「ごっめん!俺我慢できねー!」



眞がいきなり言い出す。
あっ…あの…。
意味がさっぱりなんですが…?


「眞ー!てめぇ、我慢しろよー!」

「だって瑞希バカだし。クスッ」



私!?なんもしてないじゃん!
お望み通り、ルームウェア着たし!
何がいけないのよ!





「瑞希?谷間…。」


えっ!?今お兄ちゃんの口から
TANIMAって言いませんでしたか?

私はゆっくり、お兄ちゃんの言葉が嘘であることを信じて
胸元を見る…。







「ぎゃーッ!」


嘘ではありませんでした。




「みんなのバカー!」

「俺らだけじゃん。」

「もう最低だよ……。」


もう、見られたく無かったのに…。




「悲しい気持ちはわからんくも無いけど…男としては嬉しいわ。」

「隼人ー!」


私は隼人をバタバタと叩く。
このイケメンのくせにエロメン!



「スネないの♪チュッ」

「わぁ!」


本日何回目だ…?
もう、最近頬っぺにチュウが多くて
わからないわ。