ってあれ、この顔どこかで
あーーー!!!
朝の絆創膏くれた人!!
爽やかイケメンだ!!
「あれだよね?朝転んだ子でしょ?夏陽ちゃんか、よろしく。」
あ、イケメン覚えててくれたんだ。
「は、はい。朝はありがとう。」
やばい朝の妄想が現実になっている。
しかも永夏の友達とは。
「え、夏陽と圭介知り合いなの?」
永夏が興味津々に聞いてくる。
「あ、うん。朝転んだときに助けてもらったんだ。」
そう言って圭介くんを見ると目があった。
「なんだ!じゃあご飯いけるね!」
そう言って永夏は亮くんと手をつないでどんどん行ってしまう。
あの2人はカップルだもんね。
永夏ってもしかして自己中?
「ごめんな。永夏ってあんな感じだから疲れるでしょ?でもいいやつだから仲良くしてやって。」
え?圭介くんやっぱいい人。
「いや、疲れないよ。ただあたしとは正反対だけど。」
そういって苦笑い。
永夏と亮くんがカップルだから自然とあたしは圭介くんの隣で歩く。