「はい。」

前から絆創膏を差し出す手が

「あ、ありがとう」

その人の顔を見ると爽やかで優しそうな男の子だった。

「気をつけろよ。」

そういうとその男の子は言ってしまった。最後に笑った顔がかっこいい。

ってそうじゃなくて!

彼は同じ高校の制服を着ていた。
もしかして同じ一年生だったりして。
そしてもしかしたら同じクラスで。

なんてあるわけないか!


そんな妄想をしながら彼からもらった絆創膏をはった。

もう一回会いたいな〜。