キリトside

レイは、記憶を取り戻す為にも学校に行くことにしたという。

しかし学校でも、場所が分からない
、勉強が分からない、と苦戦しているようだった。

常にレイの隣にいるのは、輝。

レイは、輝のついた嘘をまだ信じていて、自分は輝の彼女だと思っている。

梓は、学校へは来ていない。

まだ心の傷…が治らないのだろう。

ただ、梓から聞いた話だと、レイが向日葵と桜の事を思い出したとゆう。

その事を、梓は泣きながら報告してくれた。

それを聞いた時は俺も泣いて喜んだ。

だけど、俺はそのタイミングで梓に最悪の報告をしてしまった。

輝の嘘。

梓が学校へ来れないのは、そのことも関係している気がする。

本当に申し訳ないことをした。

毎日梓の家に行っても、顔すら見せてくれない。

今は、回復を待つしかないのだろうか。

「はぁ………。」

思わずため息が出てしまう。

輝とは、一言も話してない。

輝のした事は今でも許せない。