礼ちゃんも黄瀬さんも遅いなぁ。
待っている間、
次から次へと更衣室から出てくるギャルに釘付けだった。
わあっ・・・・・肌真っ黒。
でもすごいスタイルが良く見えるっ。
日本人離れしてて何かかっこいいなぁ。
お、おへそにピアスしてるしっ!!
絶対痛いんだろうなぁ・・・・・。
あたしなんか絶対出来ないなぁ、痛いの嫌いだもん。
今時のギャルに見とれていたら、
礼ちゃんがやっと更衣室から出てきた。
「礼ちゃん可愛い・・・大人っぽい!」
真っ黒のビキニがよく似合ってる。
それにスタイルもいいし綺麗。
あたしとは大違いだよぉ。
「おまたせー♪」
着替えを終えた黄瀬さんも更衣室から出てきた。
礼ちゃんとデザインもほぼ同じの真っ黒のビキニ。
黄瀬さんも大人っぽいなぁ。
「芽生なんでタオル?」
「な、なんか恥ずかしくてっ!」
「はー?!」
「えへへ・・・・・。」
海とか慣れてないし、
やっぱりもう少し地味な水着にすればよかったかなぁ・・・。
さっきから視線が痛いよぉ。
「れ、礼ちゃん・・・あたし何か変?」
「なんで?どこもおかしくないよ?」
「何か視線感じるからっ・・・変かなぁって」
礼ちゃんは動いてた足を止めて、
あたしを正面に立たせると上から下まで見直した。
「可愛いからだよ。それ以外ない。おかしくないよ全然。」
よ、よかったぁ。