日曜日になり、クラス32人全員でお見舞いに来た。

おっとかいってすごい嬉しそうにする麻祐をみれて、私も翼も、麻妃瑠お兄ちゃんも嬉しかった。

麻妃瑠お兄ちゃんは一人暮らしをやめ、家で母と父の3人で今は暮らしているそうだ。

麻祐にいつでも会えるかかあまらだって

麻祐はこの事に気づいてないんだろうけど。

「麻祐!」

女の子の麻祐を呼ぶ声と同時に病院のドアが開いた。

クラス全員ドアの方を向くが、全員が向く前に女の子は麻祐の手を握っていた。

しばらくの沈黙。

「凪…。なんでここに」

沈黙を破ったのは麻祐だった。

え?
希望と私は顔を見合わせた

「友達に聞いたの!何で教えてくれなかったの?!私彼女だよね?」

彼女...。この言葉に私を含む女子は驚きを隠せずにいる

「そうだけどさ、付き合ってみたらお前。違うんだよ。俺が好きだった凪と、付き合ったあとの凪。もう。無理なんだよ。きょりおこうっていったよな?」

そして沈黙

外は雨が振りだしていた。

桜はちりかける