大好きな君。


小さいときからずっと一緒だった。


公園で泥まみれになって遊んだり


夜遅くまで三人で花火をしたね


あの頃に戻れたらどれだけ幸せか...。



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「おい。葉月。おきろー。葉月美羽!起きろ!」


暖かな日差しを浴びながら私は担任の田口に怒鳴られていた月曜の5限目。


「起きてたよ?そんなに怒らなくてもいいじゃん。ね?」


クラスの皆に問いかけると、全員が一致して笑う


「葉月、ふざけんのも大概にしろよ?見てみろ。城田なんか、俺の話もろくに聞かず問題といてたぞ?」


それっていいの?教師として…


「せんせー。ここの問題わかんないんですけどー。」


「こんなときでも質問か?葉月。お前もちょっとは見習え」


イタッ


私は頭をノートで叩かれた。叩くことないじゃんね?


「おい城田。なんだこれは。数学?ふざけるな。今は英語だぞ?」

ふっ、なにやってんだか。やっぱみんな同じだよ

「えー、今先生俺のこと誉めたばっかじゃん」

あーぁ。田口やっちゃったな