「…ウゥ…花梨ねぇぇぇぇ…雷怖くて…シク…朝陽に怒られて…グズ…花梨姉に…謝りたくて…」





「うん」





「でも携帯なくて…いっぱい走って…」





「うんうん」





「…花梨姉、ごめんなさいぃぃぃぃ!!!」





花梨姉は優しく抱きしめながら、何度もうなずいて「もう、いいから、落ち着いて?帰ろう?風邪ひいちゃうよ?」と言ってくれる。





それにコクンと頷き、一緒に家に帰る。