璃叶の野郎、勝手に個人情報を流出すんなっての。
黒薔薇の総長ってこと、言おうとしやがって……
マジふざけんな。
てか、優花は大丈夫なのか……?
……病院に行こう……
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……ここ、だよな?
○△病院……
!!
「璃叶!」
「音羽!?大丈夫なのか!?」
「あぁ。俺は大丈夫だ。」
「そうか……」
それより……
「優花は?」
「今は病室にいる。」
「行く。どこだ?」
「205号室だ。」
「分かった。」
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……あった……
コンコン
「起きてる…?」
「音羽……」
「優花…!!」
ギュッ
「!」
よかった……
あの人みたいにならなくて……
「大丈夫だよ。音羽。あんな風にはならないから。」
優花……
「……うん。ありがとう……」
ガラッ
「失礼しまーす。……あら、音羽ちゃん。」
えっ!?
「遥さん!?」
「久しぶりね。何年振りかしら?」
「7年振り……くらいですかね?」
「そんなに経ってたのね……」
遥さんと楽しく話をし、帰った。