「いつ来るんだ……?」
「2時間目ぐらいかなぁ~?」
「むーちゃんに頼みたいことがあるの。」
「……?何ですか?」
「青龍を屋上に来させるな。」
これを言っとかなきゃいけないんだよねー
「もちろんです…怪我…しないで下さいね?」
…………………
「それは守れないかもしれないねぇ~……」
優花が言う通りなんだよね……
「何でですか!?」
「前は私が戦ってギリギリ勝てたくらいだからねぇ……」
「前って……いつごろですか……?」
「「………………8歳。」」
「今から2年前……麗斗が8歳で、優花は……15歳だった。」
「その時にはもう、黒薔薇の副総長だったんだよぉ~?7歳も違うのに、私はギリギリで勝ったんだからねぇ~……」
「2年もたてば、とても強くなってるはず……私達も強くなったけど、私も勝てないかもしれないから……」
「怪我はかなりの確率で、するよねぇ~……」
怪我しなかったら、奇跡かもね……
「ねぇねぇ……1時間目……終わりそうだよ?」
「「あ……」」
「とりあえず、教室に戻りましょうか……」
「そうだねぇ~」
こうして教室に帰った。