「よっ！新人ちゃんかな？」

この一言が彼との出会いでした。

「は、は、はい！」

かんでしまったよ…。
にしても、ひきつけられるような、綺麗な瞳そしてキャラメル色の髪の毛…素敵だな。

「ぶっ。そんなに慌てなくてもいいのにwてかそんなに、まじまじ見るなよw俺の名前は宮住 優也（みやずみ ゆうや）。おまえは？」

えっ！私そんなに見てたのかな？！

「わ、私は古賀 遥奈（こが はるな）です！よ、よ、よろしくおねがいします！！」

「じゃあ、はるちゃんでいいかな？俺のことは優也でいいけん。あと、敬語禁止ね！」

そういうと優也くんはマネージャーを呼んできました。

「はるちゃんが、水泳部に入りたいんだって♪」

「そう…。私はマネージャーの金山 奈津（かなやま なつ）。あなたはマネ希望？それとも選手として？」

なんだろう…。一瞬マネージャーの顔が怖く見えたような？気のせいだよね！

「私はマネージャー希望です！」

「マネージャー希望か…。残念だけどマネージャーは1人で十分なの。」

そんな……。

「なつ！それホント？俺初めて聞いた！」

「…………ホントよ！優くんは選手だから知らなくてもおかしくないよ！」

なんだろう…。奈津さんと優也くんは特別な感じがする。奈津さんも黒のストレートの長い髪でスタイルもよくて、優也くんの隣で釣り合うけど、それ以上になにかあるよね？優也くんのことを優くんって言ってるし…。聞いてみようかな！

「あのー。二人は付き合ってるんですか？」

すると、奈津さんは満面の笑みで

「私達は幼稚園の頃からの仲のいい幼馴染だよ！ね、優くん！」

なんだ。幼馴染か…。ん？なんで私ホッとしてるんだろう？

「まーね。普通の幼馴染よりは仲いいかもね！」

「そーなんだ！私は幼馴染いないから羨ましいな！」

すると、また奈津さんは満面の笑みで

「そういうことだから。他の部をあたって！他の部活見つかるといいね♪」

そういって、私は水泳部を後にした。