コンクール前に人のレッスンをするのは多分しないだろうけど、私は少しリラックス出来ていいと思える。

「おはよ!お疲れ様!」

と真帆が話し掛けてきた。

「おはよー!ありがとね!」

「ねぇ!角田さんとどうなった!?」

と真帆は興味津々に聞いてきた。

「んー。駅まで一緒に帰ったよー。」

そう言えば、真帆は

「うっそー!なにその贅沢!」

と言われた。

「ぜ、贅沢?」

確かに贅沢かも。

「そうだよ!あー、イケメンと帰りターイ!送ってもらいたい!」

と真帆は言うが…

「あなたの彼氏もイケメンでしょ?」

「うっ…そうですがー。角田さんは別!格上なんだよ!」

「はーい、そろそろ始めますよー。」

と先生が言って私達はレッスンを始めた。

流石、明日コンクールだから厳しいかった…!