「りょーかい!じゃあまた後でねー。」

と私は手を振ってから教室に戻った。

「お、なつお帰り!」

と夕夏と沙良が言ってくれる。

「ただいまー!ねぇ聞いてよー!さっきね、小林に呼ばれたから行ったのにさ、後でとか言われてさー。」

と私が軽く愚痴る。

「どんまーい。」

「小林って?」

「あ、中学同じだった男子なんだけど。」

「へー!」

「沙良は小林の事知ってるでしょ?」

「うん。でも怖くて喋ったこと無い。」

「あー、仲良くなればいい奴だってわかるよw」

「へー、なんの話?」

といきなり玲央が会話に入ってくる。

「えっと、小林っていって、2組の人の話だよ。」

「小林ってあの男子でチビの?」

「チビって…。まぁ、そうかな?でも私と同じくらいの背だよ。」

「へぇー。」