「なわけー。だってイケメンだよ?私不釣り合いだし、恋愛きょーみないし。」

「あぁ、そうだった。なつはバレエバカだった。」

「それはひどいなぁー。」

「で?そのほかは?なにかあった?」

「あとは夕飯一緒に食べてピアス貰って家まで送ってもらった。」

「はぃぃー!?」

「声大きい。」

「ごめ、それ、気がなければ絶対にやらない。ねぇ、付き合っちゃえば?」

「付き合うもなにも告られてないし告られないし。 」

「いや、近いうちくるね。」

「なに、占い師?」

「いや、これは真面目に。」

「まじか。それはありえない。」

「はぁー、鈍感者が! 少しは自覚しろっての!」

「鈍感でもないし。あ、そろそろだ。」

私は時計を見ていった。
あと5分でレッスンが始まる。