この声はー、

「小林!」

こないだアイスを奢ってくれた優しいカレだ。

「テイション高いな」

「そーゆー小林は低いよーwてかさ!聞いてよ!」

「なんだよ。」

と小林はめんどくさそうにしつつも私の話を聞いてくれる。

「さっきまでね!なんと!あの角田玲央と一緒にいたんだよ!」

なんでこんな事を言ったのかというと、よく私は小林に嬉しい事とかあったら言うからだ。
小林はどれだけくだらない話もよく聞いてくれるし、素晴らしい方なのだ。

「角田?玲央?」

と小林は首を傾げる。

「えっ、玲央のこと知らない?バスケ部エースの、」

「あぁ、あいつか。」

「興味ないの?」

「いや、男に興味あっても…。」

「あっ、それはきついねー。」

「だろ?」