と友達ははしゃいでいる。
私はもう角田さんがいることに対して凄くテンパりすぎて訳が分からなくなっている。

「なつー？おーい」

と友達に話しかけられる。

「えっ？あっ、ごめん！なにー？」

「そろそろ席に着くみたい！なつは私の後ろだよー！」

と友達は言った。

「ありがとー！」

この友達は

高橋 咲良(たかはし さら)

と言って、私の元クラスメートで、また同じになれたみたいだった。

「はーい！では席についてー！」

と女の先生が入ってくる。
きっと担任だろう。
でも、その先生が入ってくるなりブーイングが多い。
大丈夫かな…心配だわー。

「はい！では皆さん進級おめでとうございます！私は担任の熊倉と申します！皆さん１年間よろしくお願いします。」

と先生は言う。

「ねー、あの先生って、評判悪いの？」