もう、私は仲間じゃない

「ここは、お前の居場所だ」

「わがままも言えよ…俺たちは家族だ」



そういう彼をとても愛おしく感じた


好きになった


もう、告ってしまおうか…

そう悩んでいたとき


君に呼ばれ 好き だと言われた

嬉しくて嬉しくて


言葉にできない喜びか涙となって頬を伝った
だけどそんな喜びも悲しさとなって今は頬を伝うよ








…誰か教えてよ。わたしが何をした?…


「私、広菜ちゃんに虐められてるの…
ひっぅ…私が姫になるのが気にくわないみたいで、姫やめろって…嫌だって言ったら、殴られ…て うっっ…」


久しぶりに岳斗から、集合がかかった


そんな時に真奈美ちゃんがこう言った

みんな冷たい目をしてる…

その冷たい目を向けられているのは


ワタシ…

「待って、私がそんなことしないよ!
だって真奈美ちゃん可愛いからしょうがないっていつも思ってたんだよ?」


私がこう言うと、幹部達は次々に言った


「あ?だれがそんな嘘信じるかよ」

「お前が可哀想な女だったから、姫にしてやっただけなのに調子にのるな」

えっ…可哀想な女…姫にしてやった…?
同情…?
「…岳斗、私が可哀想な女だったから、姫にしたの?ただの同情だったの?」


「じゃなきゃ誰がお前みたいな女…」


あ…はは私は何を夢見てたんだろう

私は仲間じゃなくなったんだ


いや、







最初から仲間じゃなかったんだ

「わかったよ…もう出て行くよ…
だけど、最初で最後のわがままを言ってもいい?





お願い私を…信じて--…」




すると岳斗がこっちに向かって歩いてきた…

もしかして信じ『ドカッ』うっ
ッッ〜〜〜蹴られた…?

岳斗が私を蹴った?




「俺たちは、理由が無かったら喧嘩なんて、蹴ったりなんてしない

でも、おまえは俺たちを裏切った

1番してはいけない罪だ…

お前を絶対に許さない…東城」


その声があまりにも怖くて…


昔の岳斗の優しい声を思い出した

「広菜…好きだよ?」
気付いたら涙が私の頬を伝った…


「泣いたら何とかなるとでもおもってるのかよ…どんだけ性格悪(笑)」


そんな事思ってない




痛いから泣いてるんじゃない


みんなが信じてくれないから泣いてるんじゃない



最初から仲間だと思われてなかった事が自分があまりにも惨めで浅はかだから、
ないてるの

もう、私は仲間じゃない

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