数日後。


私と蒼汰くんは、担任に頼まれ、

ノートを運んでいた。


…ほとんど蒼汰くんが持ってくれてるけど。


「…ごめんね」

「何が…?」


キョトンとしている、蒼汰くんの顔。


「そんなに持たせちゃって」

「別に。これが普通でしょ」