-蒼汰side-


あの日から、奈々への嫌がらせは

なくなったみたい。


…よかった。


あとは、真莉愛と話をしないと。


なんて、家に帰りながら、思っていた。


「ん…?」


家に着くと、人影があった。


近づくと…真莉愛がいた。


なんでいるんだよ。