「えー、なになに?何の話??」


立ち直ったであろうラウが俺たち3人の中に入ってくる。


「んー?ラウ達は速くくっつけばいいのになぁ、っては・な・し♡」



あ、そこ普通に答えるのね。



「やっぱりー?」


ぱぁぁぁぁっと笑顔が明るくなるラウ。


「やっぱりって何だ、やっぱりって。」



人差し指の節でコンッと軽くラウをたたきながらタスクも戻ってくる。






「ミヨシ、そろそろ学校の説明を始めるから、ここからはこいつらとは別行動だ。」



「あ、おぉ。」


そういやぁ、そうだった。


俺とツヅルは授業ないって言ったってタスク達はあるもんな。


「じゃあ、ばいばーい!」

「また、あとで!」


「じゃあ、」



「おう。」



みんなとあいさつを交わしてから教室を出た。






「じゃあ、これから空き教室でパンフレットを使用しながら説明してから、学校を回る。この学校めちゃくちゃ広いから覚悟しておけ。」



「りょ、了解。」




1分を余裕にかからずについたそこは俺たちの教室と同じ黒い板のプレートがぶら下がっている教室と同じくらいの大きさの部屋だった。




がらがら、




2人で中に入った。



当たり前だがこの空き教室には俺とツヅル2人だけで、教室の窓側の黒板に近い方に向かい合って座る。