一通り学校案内が終わったので、またシュヴァルツの1年の教室に向かう。



「今日は全部を説明したわけじゃないが、量は半端なかっただろ。まだ全部覚えなくてもいい_...ってまぁ覚えてないだろうけど」


「おさっしの通りで」


心なしか制服も最初よりもよれている気がする。



最初に来たときと同じようにガラガラ、と扉を開けて中に入っていった。



「!?」


教室に入ったら知らない黒い人たちが沢山いた。


「君がミヨシ君?初めまして!!」


「ど、どうも....」


ツヅルに続いて席に座る


一番最初に挨拶をしてくれた人はポニーテールをしていて、姉さんっぽい


「やぁ、初めまして。同じシュヴァルツ同士、よろしく」


次に声をかけてくれた男の人は目元がたれていて優しげだ。


「やっほぉぉどうも!これからよろしく!」

そして、少しテンションがおかしいのか?と思ってしまう様なノリの人が最後に挨拶をしてくれた





「ミヨシ、順番にウタ、ヨウ、ハルギだ。」



ツヅルが紹介してくれた後、よろしく~と声をそろえて3人が笑顔で言ってくるので、ペコ、とお玉を下げておいた。



「結構他の色の所は先輩後輩で敬語だけど、シュヴァルツは人数も少ないし敬語じゃなくて全然OKだからね!」


ウタがOKサインを出しながら言った。


「おぉ」

「そぉいえば~ミヨシ君ツヅルに学校案内してもらったんだよね~。」

「?あぁ」


さっきまでだまって見ていたリヒが突然言い出す


「ツヅルのことだからきっと何か言い忘れてるか、めんどくさくて言ってないことがあるね!」


はぁ!?


「え?は、ちょ...ツヅル?」



「そのうちわかってくる」


あ、完全に言ってないことがあるんですね



「あはは、そうだよ、一気になんて覚えられないしね。少しずつ覚えていけばいいよね」


ふわふわとした口調でラウがツヅルにフォローをいれる


「そうだよん!まぁ、とりあえずご飯食べない?お腹空いた☆」


なぜか目にピースをしながら言ってくるハルギの言葉でお昼の準備を始めた


ていうか、もうそんな時間だったのか....