そこへ馴染みのある声が教室のドア付近から聞こえてくる。



「こいつら学生時代からの恋愛結婚だよ。そのころから付き合ってて…だからつまり?」



振り返るとそこには私たちのことを当時から知っていた元担任が居た。



「えええ!ちょっと、先生何ばらしてるんですか!」


「お、まともに敬語使えるようになってる」


「そうじゃなくて!」


「ほら、見ての通り奥さんはこんな残念美人で、旦那の古関先生は、学生時代を恋愛に謳歌して過ごしたばかだ」