夜に諒也からメールがきた

〈よ!〉

なんかどきどきしてるうち(笑)

《うん、どしたん?》

〈別に用はねーけど〉

《え、そうなん…》

〈なに、用がなきゃメールしちゃ駄目なわけ?〉

《別にそうゆう訳でわ…》

〈あのさ、ちょっと駅前来てくんね?〉

こんな時間に?
午前1時を回っていた

あー、おかーさんに怒られるー
とか思いながら家を飛び出した

駅前に諒也の姿はない

急に後ろから誰かに抱きしめられた