挨拶が終わって俺は
なんと由佳里様の席の隣である事が分かった
運命は残酷だと思ったーー
由佳里様をチラ見したら俺のコトを気にも止めず前の席の子と雑談を楽しんでいた
由佳里様は気付いているのだろうか?
不安が押し寄せる
私は今でも由佳里様が大好きだ………愛している
だから、由佳里様の為に俺は由佳里様を裏切った
縁を切るようなコトをした
由佳里様を守る為なら何でも出来る
それくらい俺は由佳里様にはまっていた
今でも変わらないその気持ちーー
だから話し掛けるのが怖かった
怖くてどうしようもなかった………
もし拒絶されたら?無視させたら?なじられたら?
考えれば考えるだけグチャグチャになる頭
みっともないーーー
愛する人を傷つけて……
なお普通に話し掛けようとする自分が……分からないーー
グチャグチャの頭で俺は必死に由佳里様に話し掛けるタイミングを計っていた………