「はい、ご注文はお決まりでしょうか。」
笑顔で唯斗くんが来てくれたので、
「ハンバーグを二つと、レモンティーひとつ、あとアイスティーをひとつ。」
「は、ちょ、あんた何勝手に!!」
キレるユリの分も頼んでおいた。
「か、しこまりました。」
唯斗くんもユリが怒ってるから困った顔で返事をして戻っていった。
「紫緒!あんた私がどれだけ安っぽいものが嫌いかしってるでしょ?!なんで勝手に頼むのよ?!」
「いいじゃない、一度くらい。案外気に入るかもよ?」
笑顔でそう返すと、ユリは手足を組んで不機嫌そうに座った。
「ふん!一口で気に入らなかったら紫緒が残り責任もって食べなさいよね。」
「はいはい、わかってるって。」