「こ、こら、夏奈!
いくらなんでも、人様の物に
くらいつこうなんて考えるなよ?」



うるさい!優也!!!
こっちは昨日の出来事があるので
そのつもりで睨んでますとも!!



「お、おい…、俺ほのかに連絡して
コンビニ寄れるか聞いてみるよ!
ついでに玄関で待ってるわ!」



ポンポンと頭を触って、急いで
教室を出て行く優也。



それでも私の目線は、今野くん。




今野くんの目線も、私。