琉の待ってる教室に向かいながら涙をぬぐった

なおが私の事をそんな風に見てくれてたなんて思わなかった

でも…嬉しかったよ
私を好きになってくれてありがとう…



ガラ



蓮「琉…っ」



琉「やっと終わったのかよ
たく…お前は何分かかってんだよ」


いつもと変わらない琉
あきられてるのに今はそんなのどうでもいい…

琉が愛おしい…



蓮「琉…!!」


私は琉に思い切り抱き付いた


琉「うわっ…急に何すんだよ」



だけど私はただ琉を抱きしめた



琉「黙ってても分かんないだろ」



蓮「なおが…」



私はただそれだけ言った



琉「告白されたのか?」



琉の言葉に私は驚いた


蓮「なんで分かったの?」



琉「見てれば誰だって分かる
分かんないのはお前くらいだよ
そっか…先越されたな…」


皆なおの気持ち知ってたの…?
もしかして桜も?
だから私だけ残して先に帰ったの?

それよりも今…


蓮「先越されたって…どうゆう事?」


どう考えても答えは1つしか見つからない…

ねぇ琉…私…自惚れて良いのかな…
そう思っていいのかな
琉はもしかして…



琉「分かんないのかよ
お前が好きだって事だよ」