ふぁー…もう朝なんだ…
また今日から学校だ


桜「蓮、もうすぐ琉が迎えに来るよ」


蓮「本当だ!そろそろ行かなきゃっ」


また琉に怒られちゃう


ピロリンッ


桜「蓮っケータイなったよ!」


こんな朝に誰だろ…琉?

琉からのメールは"遅刻、先行ってろ"
ただそれだけだった


桜「遅刻?珍しいねあの琉が」


確かに…なんかあったのかな?
ってそれよりも早く学校行かなきゃね!



蓮「行ってきまーす!!」



もう何度も歩いた道
枯れてしまった桜の木…


季節は流れ段々気温もあがってもうすぐ夏が来る


学校に着いたけど教室には琉は居なかった


まだ来てないんだ…
本当珍しいな。何かあったのかな

何だか色々考えて不安になってしまう


桜「そんなに心配しなくてももうすぐ来るはずだから
本当に蓮は琉の事になると心配症なんだから…」


桜は少し呆れ顔
だって心配なんだもん…


桜「これじゃあ誰かが辛い思いをするね」



蓮「え?何、聞こえなかった」


桜「なんでもないよ」



なんて言ったんだろう…?
おかしな桜…


直人「蓮、おはよ」


蓮「なおっ、おはよう」