桜「…そっか。そうだったんだね」


美羽ちゃんは2ヶ月前にお母さんと帰ってる途中で事故にあったらしい

だだをこねた美羽ちゃんを置いてお母さんは先に歩いて追いかけようとした美羽ちゃんの所に車が突っ込んで来た


美羽『ママ、美羽が死んだの自分のせいだって泣いてるの
ママのせいじゃないのに―…』




蓮「…分かった!お姉ちゃんに任せて!
美羽ちゃんのお母さん探して私が美羽ちゃんの気持ち伝えてあげる!」


美羽『本当!?お姉ちゃん!』


蓮「もちろん!」


桜「…全く…なら私も手伝うよ」


美羽『わーい―………?』



蓮「美羽?どうしたの?」



美羽『…ママの声が聞こえる』



―…え…?



桜「誰か来たっ、隠れて!」



私達3人は急いで桜の木の影に隠れた



蓮「…誰?」



桜「分からない…」



美羽『ママだ…ママだよ』



あの人が美羽ちゃんのお母さん?
優しそうな雰囲気の人…



蓮「花束持ってる…」



桜「美羽ちゃんのお参りに来たのかも…」



美羽ちゃんのお母さんはそっと花束を置いて手を合わせた

その手は小刻みに震えていた
そして聞こえた小さな声


「ごめん…ごめんね…美羽…」


涙を流して必死で謝っていた



美羽『…ママー…』




蓮「桜と美羽ちゃんはここに居て?」


私は立ち上がり美羽のお母さんの所に向かった