私達は近くの公園にあるベンチにに座った
どうしよ。琉普通だし…なかなか切り出せない…
琉「ほら新しい札」
蓮「あ、ありがと…」
お札を受け取る時指が少し触れた
琉「―――…っ」
蓮「琉?どうしたの?」
琉「お前等俺の部屋に入ったのか!?
それにあの女の事も聞いたのか!答えろ!!」
琉の声が公園に響く
もしかして霊視…?
少し触れただけでも見えたの?
蓮「…琉が何も言わないからでしょ?
だから華さんに聞いたの!」
琉「前にも言ったはずだろ!お前には関係ない!」
蓮「関係なくないっ!!」
自分でもびっくりするくらいの声
泣きそうなのを我慢して私は続けた
蓮「私も桜もなおも…どれだけ心配したと思ってんの!?
琉が何も言わないから自分達で何とかしようとしたの!
なのに関係ないとか言って突き放して意味わかんない!!
1人で悩まないでよ
私、琉の力になりたいの…
だから…関係ないなんて言わないで…」
泣かないつもりだったのに涙が溢れる
桜「…私も蓮と同じ気持ちよ
蓮はずっとあんたの事心配してたの
それでもまだ突き放すの?」
琉「………なんで」
小さく呟く琉
よく見ると琉が震えてる
こんな琉初めて見た…
琉「なんでお前等はそこまでするんだよ…」
弱々しい琉の声
ずっと苦しんでいた琉
私は琉を抱き締めた。そして―――…
蓮「琉が好きだから…だから琉には笑っていてほしい」