キーンコーン――…
授業の終わりのチャイムが鳴る
遥「あー眠たかった。やっと終わった!」
純「蓮!これから遥とカラオケ行くんだけど蓮も行こっ」
蓮「カラオケか~んー…」
桜「蓮…話したい事があるの」
行こうか迷っている時桜が真剣な顔で言った
蓮「――…あっ!ごめんね!
今日高校の友達と会う約束してたんだ!」
純「えー」
蓮「ごめん、また誘って!じゃーね」
遥「蓮、前っ」
純達に気を取られて前を見てなかった私は誰かとぶつかってしまった
蓮「ごめんなさい」
ぶつかった相手は安藤君だった
蓮「安藤君、ごめんね」
琉「…別に」
うわークールだな…噂通りというか…
桜「――…」
………桜…?
琉「……白雪…じゃーな」
蓮「あ、うん、バイバイ」
私はそのまま教室を出た
――びっくりした
安藤君から話しかけてくるなんて珍しいな
学校を出て人気の無い所に移動した
蓮「……それで話って?」