"少し準備するから待ってろ"



そう琉に言われて私は琉の家、お寺の前で待っていた


琉のお家初めて来た……立派なお寺…


蓮「……桜…」



『………クスこっちだよ…』



―――どくん



蓮「…え……?」



―――――――…




琉「………………」


蓮が居なくなってる…
それに微かに霊の気配が残ってる


琉「嫌な予感がする…」



――――ザッパーン…



……大きな波の音が聞こえる
私は断崖に立っていた


なんだろ…頭がボーっとする……



『大丈夫…もうすぐお姉ちゃんに会えるよ…』


…お姉ちゃん

断崖の下に桜の姿が見えた



『レン……サミシイヨ…レン……』



蓮「…さ……く……ら……」




琉(見つけたっ)「―蓮っ!!目を覚ませっ!」



『…………レ…ン』



ごめんね…桜、今行くからね………


私はそのまま海に体を投げた