――――…居たっ
蓮「なお!」
直人「蓮?そんなに息切らしてどした?」
なお…いつも通り接してくれる……
蓮「…私……なおに謝りたくて……ごめん!
私なおにあんな態度とって…
なおは私をずっと支えてくれたのに…
なおは大切な人なのに…!だからっ……」
直人「…気にしてねーよ」
なおは私の頭をぽんぽんと撫でた
直人「よし…ならこれで仲直りな」
なおは笑顔でそう言った
私はなおの優しさに涙が出た
蓮「ありがとうなお…」
直人「泣き虫は変わらねえな」
私…なおが居て良かった
琉「そうか…直人と仲直りしたのか」
学校の帰り道に琉になおとの事を話していた
琉は良かったなと一言だけ言った
笑わないし素っ気ないけどこれが琉の優しさなんだ
琉「…あとは桜だな」
ズキ……
桜が消えてから4日が経った
心配だし桜にも会いたい
けど……
蓮「桜は私に会いたくないと思うから…」
琉「…会いたいなら会えばいいだろ」
蓮「え…?」
琉「お前が桜に会いたいなら会えばいい
蓮はこのままでいいのか」
蓮「嫌だけど…でも…」
琉「大事なのは自分の気持ちだ
言いたい事言っても悪くはないだろ
後は桜次第だ」
私の…気持ち……
蓮「……うん……私、桜に会うよっ」
琉「決まりだな」