まずい!琉から貰った大事なお札なのに!


蓮「返して!それは琉から貰った大事なものなんだから!!」


破かれたりしたらー…


ビリっ――…



蓮「――…っ」



「琉から貰った大事なもの…?
ちょっと優しくされたからって調子こいてんじゃないよ!」


「でもお札なんて気味悪いね」


「別にそれくらいいいじゃない?顔がいいんだから」



桜「こいつら悪霊よりもタチ悪いよ!」



蓮「…あんた達が琉の何を知ってるの?
琉は全部かっこいいよ
あんた達が琉を馬鹿に出来る事一つもない!」



「何言って――…?」

バタバタバタ……


次々に女の子は倒れていった



桜「何…!?やばいよ蓮!!」



蓮「これ…全部が悪霊なの!?
どうしよう…囲まれた!?」


1…2…3…4…………12人!


蓮「どうして!?
さっきまでこんなに居なかったのに…っ」



桜「どこから出てきたんだろ…
こいつら取り返しのつかない事してくれたね!」



『…ドウシタ…サッキミタイニニクメ…』


桜「…っ何!?」



『オマエノ…ニクシミ…ココチヨカッタ…』

『オマエモ…オレタチノ…ナカマ…コッチニコイ…』



……こいつ等桜に何を!?


桜「いやあぁぁっ!」


蓮「桜っ!?」



桜「―頭がっ……何!?なんなのこれっ…」



桜の心がどんどん黒く暗く染まってくのが感じる…


こいつ等桜をそっちに連れて行く気なんだ!
止めなきゃっ!!