そして旅行当日
蓮「…よし!忘れ物はないよね!」
桜「携帯忘れてるよ」
蓮「あ、ほんとだっ」
桜「全く…抜けてるんだから」
蓮「ごめんなさーい…」
安藤君のお札も持ったし…準備OK!
蓮「行って来まーす」
母「気をつけてね。行ってらっしゃい」
お母さんに見送って貰い玄関を開ける
琉「――…遅い」
蓮「ご、ごめんなさい…」
桜「女の子は時間がかかるの」
琉「行くぞ、遅刻する」
蓮「はーい。楽しみだね安藤君」
琉「そうか?俺は気が重いだけだ」
安藤君は既に疲れた顔
こうゆうの好きじゃないのかな…
『お嬢さんちょっと』
話しかけてきたのはおじさんの霊
蓮「何ですか?」
さっきまで優しそうな表情だったおじさんはすごい怖い形相で
『お前の肉体をよこせっ!』
と私に飛びつこうとした
琉「悪霊退散!」
『ぎゃあああ―…』
蓮「あ、ありがとう安藤君」
琉「お前な、霊が来たからって全部相手してんじゃねーよ」
蓮「だって…」
安藤君とはずっとこんな感じ
私は怒られてばっかり……